コラム(詳細)

第106回「地積」

2013.07/18

経済レポート2438号[平成25年2月26日]掲載

  1. はじめに  土地の単位は「筆(ひつ)」と呼ばれ、一筆ごとに所在、地番、地目、所有者等が登記されています。今回はこのうち地積についてとりあげます。
  2. 不動産登記法上の地積  不動産登記法上、土地の面積のことを地積といい、水平投影面積により、㎡(平方メートル)で表示します。宅地、鉱泉地、10㎡以下の土地については小数点第2位まで記載し、それ以外のものについては1㎡未満は切り捨てて表示します。以下が表示例です。注意していただきたいのは下記の雑種地の場合100㎡ピッタリではなく切り捨てて表示されている点です。設例でも単に表示だけをみますと宅地の方が地積が大きく見えますが、実際は雑種地の方が広い場合もありえます。
      なお、この登記上の地積は実際の面積と必ずしも一致していません。これは古い時代のデータがそのまま残っていること等が原因です。したがって、登記上の地積を「公簿面積」といって実測面積と区別することもあります。昔は縄で測量をしていたことから、公簿面積が相違している場合、よく「縄伸びがある(実測の方が大きい)」、「縄縮みがある(実測の方が小さい)」と表現します。
  3.   以上は、不動産登記法上のお話しでしたが、売買等で一般に使用されるのは「坪(つぼ)」ではないでしょうか。「一坪は畳2枚分」、「約3.3㎡」といわれますが、正確には、1坪は3.305785㎡です。1坪100万円といった場合、3.3㎡のことを示しているのか、3.305785㎡のことをいっているのかは、実は重要です。取引に当たっては要確認です。坪と㎡を換算するときには0.3025を用いると便利です。

      300㎡ × 0.3025 =  90.75坪
         300坪 ÷ 0.3025 = 991.73㎡

  4. 畝、反、町  田、畑、山林等広い土地の場合は、「畝(せ)」、「反(たん)」、「町(ちょう)」を使用することがあります。1畝はほぼ1アール、1反はほぼ10アール、1町はほぼ1ヘクタールです。山林でよく「たんとう〇〇円」という表現が使用されますが、これは反あたり(10アール当たり)〇〇円という意味です。ちなみに、1アールは100㎡、1ヘクタールは10,000㎡です。
  5. 帖    畳の単位としては「帖(じょう)」が用いられます。3尺×6尺(0.91m×1.82m)が一般的ですが、京間、関西間、江戸間等があり微妙にサイズが異なりますので注意が必要です。

以上