第227回「路線価でみる広島の地価(その5)」
2023.08/09
経済レポート2923号[令和5年3月28日]掲載
シリーズで、国税庁が公表している路線価でみる広島の地価をとりあげています。前回まで、広島と東京の価格差が拡大していること、東京銀座の価格は持ち直しバブル期越えをしていること、広島と東京の最高価格地点、全国各都市及び広島県内における比較をとり上げました。
今回はネットで入手可能であった平成18年との対比で、広島国税局管内における各税務署ごとの最高路線価を基に中国地方の情勢をとり上げます。
(1)上位15位について、主な順位の変動は次のとおりです。
(2)最低価格の長門は42位から順位を落としました。ちなみに、平成18年の最低価格は大東で39千円/㎡でした。
最後に、地価の変動については、上昇することをもって単に良いことであると評価を下すのではなく、「地価の上昇はその地域が活性化していることを表すバロメーターである」とする考え方(解釈)が主流となっています。
以上
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